建築まめ知識

ここが重要!家を支える部材

家を支える木材などには何があるのか簡単に紹介しています。
大工さん、建築士さんとお話をするときに、専門用語を連発されたら理解が追いつかないかもしれません。その状態を防ぐためにもここでは家を支える部材について紹介します。

基礎と土台

基礎とは、住宅と地面の間にあって住宅を支える部分のことです。コンクリートでできています。基礎には布基礎とベタ基礎があり、ベタ基礎も布基礎もほとんど性能は同じで、建築士の好みで使う物が決まります。土台は基礎の上に固定される木材です。土台と基礎はアンカーボルト(ネジのような物)によって止められます。また、土台と基礎は直接触れないように間に換気用のパッキンなどを敷いています。

棟木(むなぎ)

棟木とは、屋根の一番高いところにある木材のことです。棟木を取り付けることは家の骨組みが組み上がったということを意味して、これを上棟と言います。上棟式という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。上棟式は、棟木を取り付けた後に行う儀式のことです。棟木に直交する方向を「梁方向」、平行する方向を「桁方向」と言います。

梁(はり)と桁(けた)

梁とは、柱の上に棟木と垂直方向に渡された木材のことです。屋根の重みを支える大事な部材です。ちなみに棟木と直交する方向(梁と同じ方向)を「梁方向」と言います。
桁とは、棟木と水平方向に渡された木材のことです。屋根を支える梁を「小屋梁」、床を支える梁を「床梁」と言います。ちなみに、棟木と平行する方向(桁と同じ方向)を「桁方向」と言います。