家を建ててもらうハウスメーカー、工務店を選ぶときに、値段やデザインなど考慮するべきポイントはいくつかあると思いますが、家造りを頼む業者が出している住宅の性能値も気になるところだと思います。
住宅性能値は省エネ法平成28年度基準に基づいていて、日本の都道府県を市町村ごとに地域わけをして、その場所に見合った基準値(努力目標値)を国が打ち出しています。建てた住宅の性能を測った時に、国の基準値を下回ることが努力目標とされています。
以下がその数値の表です。
〈表:地域区分とそれぞれのUA値、C値の基準値〉
UA値(外皮平均熱貫流率)
UA値とは住宅の内部から外部に逃げる熱量を示す数値のことです。値が小さければ小さいほど断熱性が高いことを意味します。
つまり、この値が小さければ、冬に一度暖めた部屋が冷めにくくなり、冬の光熱費が抑えられます。
具体的には、家の外皮(床や天井、外壁など)全体から逃げる熱量を外皮面積の合計で割ったものを値として算出します。国が示す省エネ法平成28年基準では気仙地区は4地域、基準値は0.75とされています。
ちなみに吉田建設では、0.55~0.5が標準です。気仙地区を含む4地域においては十分高い性能です。お客様の要望があれば、それ以上の性能値の家を建てることもできますが、その分、施工費用が増してしまいます。
C値(隙間相当面積)
家の気密性(どれだけ隙間があるか)を表した値です。
この数値が小さければ小さいほど気密性に優れているということになります。機密性に優れていれば、外からの夏の熱い空気、冬の寒い空気の侵入を防ぐ力が強いということを意味します。また、冷暖房機を使って部屋の温度を調整した後に室内の温度が外気の影響を受けないので、光熱費を抑えることに繋がりますね。
C値は、家全体の隙間面積を延床面積で割ってこの値を算出します。国が示す省エネ法平成28年基準では気仙地区は4地域とされていて、基準値は5.0とされています。(家の外皮1㎡あたりに平均して5㎠の隙間があるということを表します。)
ちなみに吉田建設では、0.6~0.7が標準です。これは国の示す基準の約10倍の機密性を誇る家を建てていることを意味します。
BELS(ベルス)(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)
BELSは計算方法をそろえることによって建物自体の「燃費」を等級ごとに表すことができる住宅の性能を示す指針です。一次エネルギー消費量を元に、第三者のBELS調査機関がエネルギー性能を客観的に判断します。BELSは、国土交通省が定めた「建築物の省エネ性能表示のガイドライン(建築物のエネルギー消費性能の表示に関する指針)」に基づいています。
等級は星の数で表され5つ星が最高ランクです。吉田建設は5つ星を獲得しております。