建築まめ知識

気をつけて欲しい、木の家の「メンテナンス」

シロアリ編

木材建造物を建てる際に不安要素となるものの一つにシロアリがあります。シロアリは家の近くに巣を作りその巣をどんどん掘り進めて家まで侵攻、そこで使われている木材を侵食しスカスカにしてしまいます。家の中、周辺に虫がいるという状況も好ましくないし、なによりスカスカになった柱などが地震による住宅倒壊の要因となるのは防ぎたいところです。
シロアリから家を守る方法は、シロアリに強いと言われる木材を使うこと(ヒノキなど)や、早期発見をすることなどの対策が考えられますが、そもそも雨漏りしたり、湿度が上がったりしないような家に暮らすことや、換気をして湿度を高く保たないこと、床に何かこぼしたときにすぐに拭くといった対策もあります。
シロアリは梅雨の2週間前の時期に多く発生し、羽根アリが出たら巣の中は満員らしいです。もし羽根アリが出たら注意です。早急に対処しましょう。

木を腐らせない方法

木は木材になった後でも、周りの水分を吸ったり吐いたりして生きています。だから木材が多く使われた木の家も、もちろん生きています。木の家に住むということは自然と共存するということなのです。私たちは木に住むことで森林浴効果を受けることができるなど、多くの恩賞を受けています。だから私たちも木材を大事にしなければなりません。
例えば、飲み物などの液体をこぼしたときにすぐに拭きましょう。そのことで木は腐りにくくなります。家に人が住み続けることも腐りにくくなることに繋がります。家にずっと人が住み続け、換気をすることで木は適当な湿度の中で生き続けることができるのです。